フリーランスの3つの苦労

フリーランスとして働くことは、楽しいことばかりではなく、もちろん苦労もあるのが現状だ。フリーランスのエンジニアが感じる3つの苦労として、人間関係が希薄になること、お金の管理や社会保険関係の処理を自分で行わなければならないこと、働き方の説明が難しいことが挙げられる。

フリーランスは、自宅で請け負った仕事をしたり、どこかの企業に常駐エンジニアとして勤務したりすることが大半だ。企業で働いていた頃に比べ、一緒に働く人との人間関係が希薄になる可能性が高くなる。自分から積極的に声をかけていかないと、気が付いたら1日誰とも会話をしていないということにもなりかねない。

また、フリーランスになると、それまで企業がしてくれていたお金の管理や社会保険関係の手続きを、自分一人で行わなければならないのだ。これらの事務作業は、慣れないうちは非常に煩雑で手間をとる。税理士に代行してもらうなど、効率よく済ませる方法もあるが、駆け出しの頃は代行費用を捻出するのも大変だろう。エンジニアとしての仕事をただするだけではないのが、フリーランスである。

そして、フリーランスという働き方が定着してきてはいるが、いまだメジャーな働き方とはいえないのが現状だ。そのため、自分の仕事スタイルを、誰かに説明することに苦労をするケースがある。特に高齢の両親などには理解が難しく、安心してもらうことが困難な場合も多い。そこで、自分の肩書きをしっかりと考えておくことが求められる。